2012年4月19日木曜日

スタートレック ヴォイジャー 第51話「29世紀からの警告


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スタートレック ボイジャー 51話をニコニコ動画で鑑賞。
スタートレックシリーズは、DS9の途中で放棄していたので(夜中に観るのが億劫(おっくう)になった)、ニコニコ動画は嬉しい。
でも、画質は悪いな。しかたがないか。
艦長の名前は、ジェーンウェインって言うのかな。
事情がよくわからない。
β宇宙域ってところでエンタープライズは彷徨っていて、アルファ宇宙域の地球に帰る方法を探しているらしい。
ってか、このあたりの事情がよくわからん。知っている人はコメントして下さい。

それで、今回はタイムパラドックスの話。
β宇宙域をさまよっている時、突然29世紀のタイムパトロール艦から攻撃を受け時空の裂け目に引きずり込まれる。
着いたところは、1997年の地球軌道上。
地球上から29世紀のタイムパトロール要員の反応があり、艦長以下4名が地球に降りる。
地上では29世紀のタイムパトロール要員が、ホームレスをしており、話を聞くことが出来た。
彼の話によれば、彼は1967年に跳ばされて、スターリングという男にタイムパトロール艦を奪われてしまった。
スターリングは、20世紀のコンピュータ革命を起こした男でその技術は、29世紀のタイムパトロール艦を解析して得たものだった。
彼は、既に歴史に組み込まれていたのである。
彼は、タイムパトロール艦の技術修得が頭打ちとなり、新たな技術修得を求めて29世紀にタイムスリップしようとしている。
その時、設定を間違えてしまうため、大きな時空爆発が起き、太陽系が消滅しまうのだ。
エンタープライズの搭乗員たちは、スターリングの発進を阻止するため地上で活動するがタイムパトロール艦はついに発進してしまった。
ジェーンウェイン艦長は、武器システムの不調のため自ら魚雷室に入って、手動で光子魚雷を発射し時空の裂け目に入ろうとするタイムパトロール艦を破壊する。
すべてが終わった時、29世紀からタイムパトロール艦が現れてエンタープライズをもといた場所へ案内する。
ジェーンウェイン艦長は懇願する。
「我々は、α宇宙域の地球に帰ることを目的としている。空間はこのままで時間だけ移動させてもらえないか」と
「気の毒に思うが、航時法に触れる」
かくして、エンタープライズの彷徨の旅は続く。

突っ込みどころは結構ある。
・α宇宙域の地球に跳ばされた時、一方が1967年、もう一方が1997年に跳ばされた原因が明確に説明されていない。
・スターリングの部下が未来兵器を使って、チュボックたちを殺そうとするがその武器はチュボックの持っている24世紀の光線銃とおなじもの(スターリングの部下は29世紀の武器を持っていなければならない。もしかしたら、500年の間、この系統の武器は発達しなかったのか)
・スターリングは、何故もっと早く29世紀に向かわなかったのか。
29世紀でなくとも、タイムマシンを手に入れたなら、いろいろな時間に行きたい好奇心があるはず。

などなど。
しかし、高級なSFになっている。
スタッフは、優秀でSF好きなのだと思う。
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2012年4月2日月曜日

ワイルド・レンジ 最後の銃撃  ケビン・コスナー



また、西部劇を観てしまった。
3回続けて。
でも、この映画が一番良かった。
ロバート・デュバルとケビン・コスナーの味がよく出てる。
よき時代の西部劇って感じ。

Goo映画より
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あらすじ - ワイルド・レンジ/最後の銃撃

1882年、アメリカ西部のどこか。雄大な大自然の中で、牛を追う4人の男たちがいた。牧場を持たずに草原から草原へと自由気ままに移動しながら牛を育てる“オープン・レンジ”とも“フリー・グレイザー”とも呼ばれる牧畜を行っている男たち。「ボス」と呼ばれるリーダーのスピアマン(ロバート・デュヴァル)、その右腕で銃の名手のチャーリー(ケヴィン・コスナー)、太っちょで気の優しい料理人のモーズ(アブラハム・ベンルビ)、まだ子供のようなメキシコ人の少年バトン(ディエゴ・ルナ)の4人。風が吹けば風を避け、雨が降れば晴れるのを待つ彼らの生活は、自然のルールのみに従うまさに西部流。何者にも邪魔されない男だけの自由な世界だった。ある日、買い物に出かけたモーズが帰ってこないので、ボスとチャーリーは近くの町モーハン郡へ出かける。すると、モーズは商店で暴れたとして留置場に入れられていた。殴られたモーズの顔を見て、2人は保安官に真相を話すよう迫るが、逆に街の顔役である牧場主のバクスター(マイケル・ガンボン)から、町を出て行くよう強要される。もはや“フリー・グレイザー”の時代ではないというのだ。ボスたちは町外れの医院を訪れ、医者と美女スー(アネット・ベニング)にモーズを手当てしてもらった後、キャンプ地に戻り、モーズの回復を待つことにした。そんなある日、遠くから4人の白覆面をつけた男たちが、ボス一行を威嚇する。その夜、ボスとチャーリーは森の中でその男たちを痛めつけるが、キャンプ地に戻るとモーズは撃ち殺され、バトンは重傷を負っていた。バトンを幌馬車に乗せて例の医院に連れてゆき、スーの治療を受けた後、ボスとチャーリーはバクスターとの対決を決意する。町の人々は彼らに同情的だったが、バクスターの言いなりの保安官や手下のガンマンたちの恐怖支配に慣れてしまっていた。雨上がりの朝、襲ってきた保安官たちを逆に縛り上げたボスとチャーリーは、チャーリーに想いを寄せるスーを残し、バクスターに挑戦状を叩きつけた。町の人々が丘の上に避難する中、ボスとチャーリーは初めて互いに本名を名乗り合い、たったふたりで決斗の場へおもむくが……。
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この銃撃が結構凄い山場になってる。
チャーリーが南北戦争のときたくさん人を殺していて、そのノウハウがある。
人数の差があるんだけど、結局バクスターを倒して、勝つ。
その後、スーに不器用に求婚してハッピーエンドで終わる。

ケビンコスナーは、アメリカ的正義を描きたかったんだと思う。
町の人々は、スピアマンたちに同情的だけど、バクスターに暴力的に抑えつけられている。
最後の決闘で、町の人々も銃をとってバクスターの手下どもと戦う。

このストーリーでアメリカではヒットしたらしい。けれども、日本ではダメなんだろうな。
上のあらすじでも、そのことに触れられていない。
牧歌的な、情景描写と対照的な銃撃戦で進んでいくけど、テーマは正義。
その取り違いが、国の差になっているんだろうな。

ところで、この話を小説にしても、とても映像に及ばないだろう。
これは、映画という媒体だから、表現し得ることだ。
そんなことを、考えてしまった。


2012年4月1日日曜日

トゥームストーン   カートラッセル




「ワイアット・アープ」を見てしまったので、同じ題材のこの映画が見たくなった。
94年ころは、西部劇が復活してたのかな。
こちらの主役は、カート・ラッセル。
ケビン・コスナーと較べるとやっぱり一段落ちるかな。
ただ、こちらはドラマは薄い。
アクションとしては、よく出来ている。
OKコラルの決闘は、軽く流して、カーボーイズという悪党団との対決が中心となっている。
リンゴー・キッドが首領だ。
重いアクションだが、よく出来ている。


監督: ジョルジ・パン・コスマトス
製作: ジェームズ・ジャックス
ショーン・ダニエル
ボブ・ミシオロウスキー
製作総指揮: アンドリュー・G・ヴァイナ
バズ・フェイトシャンズ
脚本: ケヴィン・ジャール
撮影: ウィリアム・A・フレイカー
音楽: ブルース・ブロートン
ナレーション: ロバート・ミッチャム
出演: カート・ラッセル ワイアット・アープ
ヴァル・キルマー ドク・ホリデイ
サム・エリオット バージル・アープ
ビル・パクストン
パワーズ・ブース
マイケル・ビーン ジョニ-・リンゴ
チャールトン・ヘストン ヘンリー・フッカー
ジェイソン・プリーストリー
スティーヴン・ラング
ダナ・デラニー
ジョアンナ・パクラ ケイト
ダナ・ウィーラー=ニコルソン
マイケル・ルーカー
ハリー・ケリー・Jr
ビリー・ゼイン
クリストファー・ミッチャム
ロバート・ジョン・バーク
ビリー・ボブ・ソーントン
トーマス・ヘイデン・チャーチ

ポーラ・マルコムソン


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ワイアット・アープ ケビンコスナー


1994年アメリカ映画
西部劇は好きだ。
最近はあまり作らなくなってしまったが、独特の乾いた空気がたまらなかった。
西部劇のヒーロー、ワイアット・アープに焦点をあてた作品である。
アープは実在の人物で、1920年代まで生存していた。
ベッドで死んだ西部劇のヒーローである。
この映画は前に一度見たが、西部劇のアクションに期待してみてしまったのであまり面白いとは思わなかった。
こうやって、DVDで改めてみてみると、ドラマ部分が結構重くて、面白い。

アープはミズリーの田舎で裕福に育った。上の二人の兄は南北戦争に従軍したが、無事に帰還してきた。
父は、法律家で事業家だった。西部で一旗揚げようとしていた。
このような環境で、アープも西部で馬車の護衛などをしていたが、ある日難癖をつけられて決闘を強いられる。命のやり取りを嫌ったアープは玉突きの玉を投げつけて相手を気絶させ事なきを得る。
アープはミズリーに戻り、妻を迎えて結婚するが、その妻がチフスに罹患し死んでしまう。

思い出の家に火を放ち、街を出たワイアットは酒浸りの日々を送り、ついに馬泥棒で拘置所に入れられる。
保釈金を積んで彼を助けてくれた父によって彼は目を覚まし、以後は酒は一滴も口にせず真面目に働く。
数年後、兄ジェームズを訪ねてウィチタにやって来たワイアットは、誰も手が付けられぬ酔っぱらいを持ち前の豪胆さと銃の腕前で取り押さえた。
それがきっかけで、彼は保安官のバッジを与えられる。
やがてダッジ・シティの連邦副保安官となったワイアットは、兄ヴァージル(マイケル・マドセン)、弟モーガン(リンデン・アシュビー)と共に、法の執行者として町に尽くす。
ある時、彼は肺病病みだが銃の腕は確かな男、ドク・ホリデイ(デニス・クエイド)と知り合い、2人は親友となる。
ワイアットは、誰も自分に銃を向けてこない生活を望み、兄弟たちとアリゾナ州トゥームストーンに移った。
この町で彼は、ジョージー(ジョアンナ・ゴーイング)という美しい踊り子と結ばれた。
一方、町は凶悪なクラントン一家とマクローリー一家のために無法状態となっていた。
アープ兄弟は力を合わせて戦うが、ついに決闘の日を迎え、ドクを加えた4人はOKコラルへ向かう。
至近距離での銃撃戦が展開した末に勝利するが、最愛の弟モーガンが殺された。
復讐を誓うワイアットはジョージーの制止を振り切り、ドクと共に死地へ向かう。
死闘の末に一味を倒したワイアットは、ジョージーとの愛を育んだ。

「ボディガード(1992)」に主演したケヴィン・コスナーが堂々たる風格でアープを演じる。
ジーン・ハックマンの父親も頼もしくてカッコ良い。
派手なガンアクションを期待して観るとだめかもしれないな。
アクションシーンは抑えた演出になっている。
これは、人間ドラマとして見るべき。

ケヴィン・コスナー (Wyatt Earp)
デニス・クエイド (Doc Holliday)
ジーン・ハックマン (Nicholas Earp)
ジェフ・フェイヒー (Ike Clanton)
マーク・ハーモン (Sheriff John H. Behan)
マイケル・マドセン (Virgil Earp)
キャサリン・オハラ (Alice)
ビル・プルマン (Ed Masterson)
イザベラ・ロッセリーニ (Big Nose Kate)
トム・サイズモア (Bat Masterson)
ジョベス・ウィリアムス (Bessie Earp)
メア・ウィニンガム (Mattie)
アナベス・ギッシュ (Urilla)
ジョアンナ・ゴーイング (Josie)
デイヴィッド・アンドリュース (James Earp)
リンデン・アシュビー (Morgan Earp)
アダム・ボールドウィン (Tom McLaury)
ベティ・バックレイ (Virginia Earp)
ジム・カヴィーゼル (Warren Earp)
アリソン・エリオット (Lou Earp)
レックス・リン (Frank Mclaury)

監督 ローレンス・カスダン
脚本 ダン・ゴードン
ローレンス・カスダン
製作総指揮 ジョン・スラン
ダン・ゴードン
チャールズ・オークン
マイケル・グリロ

2012年3月28日水曜日

センターオブジアース


テレビの洋画劇場で観賞した。
ジューヌベルヌの「地底旅行」のリメイク。
リメイク?
どこが? アイスランドから入ってシチリアから出て来る以外は、原作の面影は影も形もないんじゃない?
3D映像の新機軸がどうのこうのらしいが……
ともかく、話としては一服の清涼剤以外には話すものがない。
だいたい、こういう話はご都合主義にならざるを得ないが、ご都合主義過ぎる。
アメリカ人はそんなに本番に強いのか。

あまり、SFを活劇にするな。
アクション映画を作るのに、SFはよい題材かもしれない。しかし、あまり原作の香りを壊してしまうのはどうか……

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2012年3月27日火曜日

ウルトラセブン シリーズ


このシリーズを観返している。
このシリーズは、よく観てみるとSFテイストに溢れている。
今の目で観てしまうと確かに特撮はダサイし、子供番組なので最後はヒーロー(ウルトラセブン)が登場して星人や怪獣を退治する。
こうしないと、視聴者が納得しないからな。
しかし、地球防衛軍の兵器体系(ウルトラホークやハイドランジャー、マグマライザー)など他のシリーズから頭一つ抜き出ている。
ストーリーが、SFだ。科学的考証をしっかりさせて
このストーリーで今の技術で作りなおすと面白いものができると思う。

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2012年3月23日金曜日

帰ってきたウルトラマン 第01話 「怪獣総進撃」

帰ってきたウルトラマン
 
帰ってきたウルトラマン。このシリーズは初めてだ。
 このシリーズが作られたとき、世の中は「第2次怪獣ブーム」の最中だった。
 私自身は小学校の高学年だったと思う。そろそろ怪獣にも飽きていたころだった。

 このシリーズの世界観は、怪獣が普通に生息している世界で怪獣対策用の防衛チーム(MAT)も既にある世界。
 怪獣ザザーンとタッコングが争いながら海から出現する。
タッコング対ザザーン
 
タッコングが勝利しそのまま街を襲撃する。
 MATは、怪獣を攻撃するが、効果は薄い。主人公の郷秀樹は、子供と犬を助けようとして死んでしまう。
 今の目で見てしまうからなのか、特撮が印象が薄くそれに続いてしまうドラマ部分がシリアスなだけに安っぽく感じてしまう。
 郷秀樹の勇敢な行動に感激したウルトラマンは死んだ郷秀樹と一体化して生き返らせる。
 かくして郷秀樹はウルトラマンに変身する能力を身につけてMATに入隊することになる。
 本多猪四朗監督だったはずなのだが。この人は群衆(モブ)を撮らせたらうまいんだけどね。
 と思っていたら、出てきましたモブシーンが。
 山の中から怪獣アーストロンが出現して、村人が避難するシーン。この人は東宝の特撮映画でもそうなんだけど、田舎の避難シーンばっかりだな。
 お約束の誰かが逃げ遅れて、それを危機一髪で助け出すシーンなんかもあるんだけど、どうもスペクタルが足りない。
 アーストロンはゴジラ似の怪獣だ。
 ウルトラQの『ゴメス』、ウルトラマンの『ベムラー』に続き、第一話にはゴジラ似が多いなぁ。
 ここで、郷秀樹はウルトラマンに変身しアーストロンと戦い、これを倒す。
 最後は、お約束のスペシューム光線だ。
 30分番組の中に3体も怪獣を出現させて、2体を潰してしまうなんて、サービス精神が大盛なんだけど詰め込みすぎって感じ。

アーストロン(ソフビ)
 

 突っ込みどころとしては、
 誰でも思っていると思うけど、スペシューム光線が有効ならなんで最初から出さないの?
 MATアロー(戦闘機)でロケット弾攻撃をするとき、『発射』って言ってからじゃないと発射できないのかな?
 隊員が身につけている光線銃が、MATアローのロケット弾攻撃よりも強力なのは何故?
 ってくらいかな。

 ともかく30分で、なんとかまとめたのは、子供番組としては及第点なのかもしれないな。