2012年3月19日月曜日

ウルトラセブン 第04話 「マックス号応答せよ」


ゴドラ星人

ウルトラQ 第21話 「宇宙指令M774」に続いて思う。
この話ってこういう話だったんだ。
子供の時の記憶とだいぶ違う。
でもこの話の設定って突っ込みどころ満載で大笑いできる。
子供の頃は不思議に思わなかったのかしら……
視聴者対象年齢が前作「ウルトラマン」より上の世代を対象にしているらしいけど。

最初は、「極秘命令」によりアマギ隊員ともう一人(名前忘れた……射撃の得意な人)がある場所に行ってある人物の指揮下に
入れっていう命令を受ける。誰にも秘密に基地を出て行くようにってことなんだけど。
戦争スパイ物の雰囲気を出したいようだけど……
まず、おかしいのは次のシーンでポインター(地球防衛軍のパトロールカー)でダン隊員が2人を送っている。誰にも秘密に基地を出て行くようにって命令はどうなったの?
でもって、行った先は地球防衛軍の原子力戦艦「マックス号」、ある人物とは上司の参謀。ってこれって秘密でもなんでもない。
でも子供心にかっこいい雰囲気は感じるかも……
もう一人の隊員の名前、思い出した。ソガ隊員だ!
それでっと、船が行方不明になる海域へ捜索の為「マックス号」は赴くことになる。
ふんふん、なるほど……
で、「マックス号」はゴドラ星人の陰謀にはまり、宇宙空間へ飛ばされてしまう!?……
凄い、発想の飛躍がスゴイ。
海から宇宙空間ですよ。しかもゴドラ(ドゴラだったかな)星人の技術はワープを持っていないらしい。
星人の目的は地球防衛軍の基地を破壊すること。「マックス号」とどんな関連性があるのかな。
ともかく、女性に化けた星人の諜報員にウルトラアイを盗まれたり、フルハシ隊員に化けた星人により基地に爆弾を仕掛けられたりさんざんドラマはあるけど何とか乗り切って、ウルトラアイを取り返しダン隊員はウルトラセブンに変身する。
ここで注目は、ウルトラセブンが等身大で活躍するってこと。基地の中で爆弾を取り返すって設定なので仕方がないのかもしれないけど、星人の出現が一体ずつしか出てこない。これはたぶん着ぐるみを一体しか造ってないな。丸わかり。
ゴドラ星人さん、戦力の小出しは個別撃破されちゃうよ。ランチェスター戦略論を読んだほうがいいよ。
それでもフルハシに化けたゴドラ星人は、ポインターで逃げ出して基地の外で巨大化しウルトラセブンに挑む。
もちろんセブンも巨大化して、子供たちの期待にこたえる。
あの……巨大化する能力があるなら、個別に戦わないで全員で巨大化して戦えばセブンを倒せると思うんですけど……
実は、ウルトラセブンの第一話は、巨大化しなかった。だから子供たちの期待を裏切ったため視聴率を心配したテレビ局がテコ入れしたらしい。
いつも思うんだけど……。このゴドラ星人とか、バルタン星人とかは、本当に地球より科学が発展してるのかなぁ。
だって、あのカニ手だよ。あれで機械とか作るのはそうとう大変じゃないかな。数かぞえるのも2進数だろうから、足し算するにも桁上がりが多すぎて横にずっと広がっていくよ。
ともかく巨大化したゴドラ星人を倒して、セブンは宇宙空間のマックス号を救出にいく。
セブンは等身大に戻って、船内のドゴラ星人を個別撃破していく。
大笑いなのはここから……
船内に爆弾を仕掛けたから、脱出するためにウルトラセブンが引き綱を握って、隊員たちを宇宙空間へ引いていく、ってあんた!
誰も、摩擦熱とか宇宙線とかを考えなかったのかなぁ。地球には帰還出来なかったっておもわれる。
ともかく、見どころ満載、突っ込みどころ満載でした。
同じ時代のアメリカのテレビ映画「原潜シービュー号」なんかに比べると科学考証は格段に落ちるけど、やっぱりあの頃はウルトラセブンは面白かった!!

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