2012年3月19日月曜日

SF巨大生物の島



久しぶりに古いSFを観たぞって感じ。
ストーリーだけ追うと。
時は南北戦争リッチモンド攻防戦の頃、仕掛けの1番目は気球ですな。
南軍の捕虜収容所に捕らえられていたハーディング大尉の北軍捕虜達が嵐の夜に気球を奪って空へ逃げていった。
気球は制御を失い、アメリカ大陸を西へ西へと移動しついに太平洋に出て絶海の孤島に不時着する。
いいですね。SF的な滑り出しです。
食料を探したところ巨大な牡蠣(かき)や蟹(かに)などが見つかる。本当に蟹と戦う場面などがあるハリーハウゼンの真骨頂ですね。これに嵐で遭難したイギリス貴婦人とその姪などの女性陣が加わる。
前半はロビンソンクルーソー張りの、サバイバルの様子を描き出す。
いろいろな巨大生物が現れるんだけど、その中で巨大な歩行性の鳥が出てくるんだけどこれはたぶんハリーハウゼンのお遊び。
後半にノーチラス号にネモ艇長が現れて、海賊を退治してくれる。
海底の都市遺跡などいろいろサービスしてくれるが島の火山が爆発して島が沈むか船を引き上げて脱出するかのサスペンスもある。
最後に出てくる巨大生物は巨大なアンモナイト。うれしいね。
ジュール・ヴェルヌの冒険小説「神秘の島」が元になっているらしいけど、1962年の段階でこのSFクォリティは素晴らしいと思う。

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