2012年3月21日水曜日

ウルトラセブン 第4惑星の悪夢



ウルトラセブンが最後に出てくるけど、別にセブンが出てこなくても十分面白い。
今回は完全なハードSF仕立て。
ダンとソガが選ばれて、宇宙探査船『スコーピオン』号で外宇宙探査に出かける。
ほとんどが自動操縦で、パイロットはほとんど寝ていて良いということで2人は睡眠に入る。
『スコーピオン』号は予定のコースを外れて、着いたのは、地球にそっくりの第4惑星。
そこでは、ロボットが進化して人間は怠け者になり、ついにロボットに支配されるに及んだ。
人間は、ロボットから迫害され、居住区に押し込められて次々に処刑されていく。
そして、資源としての人間(そういう視点もあるんだって、考えさせられた)を求めるため、今度は地球に侵略部隊を発進させようとしている。
それを阻止する、ウルトラセブン。

って、話。
よく出来ている。
星占いに凝るソガ隊員や、天気を占う下駄シーンで明るく終わらせるエンディング。
 などなど。細かいところにも結構気が入っている。
 ずっと、この気概で作品を作れば良かったのに。やっぱ、子供相手の番組だったのでハードSFは基本的に無理なのか。
 でも、この回は良かった。
 他のウルトラシリーズとは一線を引いているところだろう。

 新鮮なのは、ウルトラセブンが巨大化して、建物を壊し始めるところかな。敵の基地を壊すんだから当たり前なんだけど、正義の味方のセブンが建物を壊したりするのは滅多にみられない。
 また、地球と同じ様な別の惑星の話という設定なので普通の風景がなんだか新鮮に映る。

 オンタイムで観たときは、つまらんと思っていたけど、こうやって見返してみると
 この回は、ウルトラセブンの中で、秀逸だと思う。

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