2012年3月19日月曜日

下町ロケット


あまり聞かないタイトルだと思っていたら、WowWowの製作したテレビドラマだった。
尚且つ原作は、第145回(2011年上半期)直木三十五賞受賞作品。池井戸潤さんって方。
なんていうかな。割りと面白かったって感じ。タイトルから想像していたのと少し違ったけど。
でも良く考えてみるとこちらのほうが、常識的だよね。
考えてしまっていたのは、下町のオヤジたちが集まって宇宙ロケットを組み上げて、打ち上げに成功する。それまでの間のさまざまな葛藤を描くってことだったんだけど……
よく考えてみると、そんなこと現実的には無理な話だからね。
それで、あらすじは……

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「その特許がなければロケットは飛ばない――。
大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、
中小企業vs大企業の熱い戦い!
かつて研究者としてロケット開発に携わっていた佃航平は、
打ち上げ失敗の責任を取って研究者の道を辞し、
いまは親の跡を継いで従業員200人の小さな会社、
佃製作所を経営していた。
下請けいじめ、資金繰り難――。
ご多分に洩れず中小企業の悲哀を味わいつつも、
日々奮闘している佃のもとに、ある日一通の訴状が届く。
相手は、容赦無い法廷戦略を駆使し、
ライバル企業を叩き潰すことで知られるナカシマ工業だ。
否応なく法廷闘争に巻き込まれる佃製作所は、
社会的信用を失い、会社存亡に危機に立たされる。
そんな中、佃製作所が取得した特許技術が、
日本を代表する大企業、
帝国重工に大きな衝撃を与えていた――。
会社は小さくても技術は負けない――。
モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの
矜恃と卑劣な企業戦略の息詰まるガチンコ勝負。
さらに日本を代表する大企業との
特許技術(知財)を巡る駆け引きの中で、
佃が見出したものは――?
夢と現実。
社員と家族。
かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、
そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。

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アマゾンの書評より引用させていただきました。
まぁ、要するに佃社長が夢を継続するために研究を続けていたエンジンバルブの特許が、
たまたま宇宙ロケットを打ち上げようとしていた技術の特許を取っていたために起こるさまざまな
困難と駆け引きを佃社長の身になって丹念に追っていく。ちなみに最後はハッピーエンド。

忘れられない言葉があります。
「会社は2階建てのバスのようなもの。1階は現実的でシビアーなフロア。でもそれだけじゃあ面白くない。2階は夢やロマンを追うフロアー」

未見の方はご覧になってください。

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